未病(みびょう)って何?

最近、養命酒のコマーシャルで「未病(みびょう)」や 最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学で以前に「漢方外来」について取り上げられました。
「未病(みびょう)」は、本当に良く耳にするようになりました。
さて、未病とは、いったい何のことなのでしょうか。
未病(みびょう)というのは、まだ病気ではない状態のことです。
でも、病気へと向かっている状態で、このままでは本当に病気になってしまう状態のことを言います。
東洋医学では、病気になる前の段階で病気の兆しを見逃さず、病気になる前あるいは初期のうちに大病にならないようにする、という考えが昔からあったそうです。
健康診断を受けた検査の結果、何にも特別異常がなくても、何となく体調がすぐれない、パッとしない、手足が冷えて体が疲れやすい、胃腸の調子悪いなどという自覚症状があれば、もう既に未病の状態にあるといえます。

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西洋医学と東洋医学

未病には西洋型未病と東洋型未病があります。
自覚症状はないが検査では異常が見られ、放置すると重症化するものが西洋医学的な未病と言われています。
自覚症状があるけれど検査では明確にできない状態が東洋医学的な未病であると考えています。
西洋型未病には、高血圧、高脂血症、境界域糖尿病、肥満、高尿酸血症、動脈硬化、骨粗鬆症、無症候性脳梗塞、脂肪肝、境界域などがあります。
これらの異常は、自覚症状を伴わないために、健康診断などで検査異常を指摘されて初めて発見されることが多くなっています。
そして東洋型未病の場合、全体に何となく調子が悪いというのが特徴です。
具体的には、手足の冷え、のぼせ、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、目の疲れ、動悸、息切れ、喉のつかえ感、不眠、食欲不振、胃もたれ、げっぷ、腹部膨満感、腹痛、下痢、便秘、腰痛、手足のしびれ、全身倦怠感、易疲労感、イライラ、憂うつなどを自覚するようになります。
検査をしてもどこにも異常がないので、西洋医学的には自律神経失調症や不定愁訴と診断されることが多いです。

漢方外来

最近医療の分野において、患者の視点に立ったQOL(Quality of Life:生活の質)がだんだんと重視されつつあります。
東洋型未病になるとQOL(生活の質)が低下してしまいます。
2大要因は、ストレスと加齢です。
現代はストレス社会であり、超高齢化社会であるということから、東洋型未病がこれからますます重要な課題になってくると考えられます。
65歳以上の人口が20%近くを占める超高齢化少子化社会を迎え、医療費や介護費が増加していますから、若い人の負担は増える一方で、このままでは健康保険による診療を受けられない時が来るでしょう。
そこで、少子化対策とともに病気になる前の「未病対策」が必要です。
若いときからの生活習慣病対策や介護予防が今後の大きな課題となるでしょう。
現在、「漢方外来」を設ける病院が増えてきています。
福井大学医学部附属病院や坂下病院、岐阜中央病院、町田市民病院では、漢方外来の窓口を設けていますので利用されてはいかがですか。

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